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2013/11/30

四行詩


前髪を指で挟んで ハサミで切った
ハサミは縦にして ギザギザに切るんだよ
胸の中のささくれと一緒に
パラパラと床に落ちた

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四行詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/11/30

雨の日に途方に暮れる


どこへ行くのかわからないが
きっと どこかへは行かねばならぬ

脱ぎ散らかしたTシャツとGパンを拾い上げ
シーツをはいで一緒に洗濯機に放り込む
久しぶりに掃除もした
それからもうどうしていいのかわからない

先週買ったカサカサした食パンを見つけて捨てた
流しにキャベツの切れ端がこびりついていた
壁にぶちまけたコーヒーの染みは取れない

窓ガラスには大粒の滴が垂れていく
(洗濯したのに)
画面の中ではみんな黙りこんでいる
(いつテレビをつけたんだっけ)
司会者が口を歪めている
(こいつの顔は知っているぞ)

遠くで空が鳴っている

途方に暮れてベッドに腰を下ろすと
ギシリと音を立てた


(mixiタイトルリレー「党首討論」改題)
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タイトルリレー詩(mixi) | Comments(0) | Trackback(0)
2013/11/25


ボソボソと話した言い訳を
夢の中でも繰り返していた

砂を吐くように起き上がり
いつもと同じ時間にドアに鍵を挿す

外は凛
僕はマフラーを巻き直す

忙しい足が幾つも追い抜いて行く
急かされて僕も足早になる

昨日と同じ今日だろう
でも少しだけ違う明日を思いたい

青い空に月が白く透けている

流れていく人たちの隙間で
ほんの少し立ち止まって見上げる
そんな勇気すら持たない
僕の背中が地下鉄の駅の階段に消えていくのを
誰か見送ってくれるだろうか

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2013/11/20

祈り


目を閉じると
風がふれた

目を閉じても

青い空

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2013/11/19


それは空から降りてきた
見えない光を放ちながら
僕らはそれを愛だと思ったので
たくさん集めた それを集めた

遊ぶ子の指の先から腐り始めて崩れていく
あの子は笑顔のまま砂になった
だけれど僕らはそれを愛だと思ったので
愛なら伝えねば
子供たちに

小さな身体が跳ねる 翔ける
太陽をつかもうと手を伸ばす
僕らは間違えたのだ

見えない光を放ちながら
絶え間なく降りそそぐ
決して愛とは呼べないそれが
子供たちの大地を覆いつくす

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