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2013/12/30

TOKYO


機関車の先頭車両のように
警笛を鳴らしながらもくもくと煙を出しながらやってきて
あっという間に通り過ぎていく
混沌とした雑然としたエネルギーを次々と吐き出す首都は
まるでぐるぐると回ることが使命のようだ
石炭をくべる者も窓から身を乗り出す者もいるには違いないのだけれど
乗っている大方の人々はあたりの景色を見ることは決してない
どのあたりを走っているかを考えることもない
自分の知らない目的地にいつか着くことを願っているかすらもわからない

そんな事を思いながら
洗濯してもいいの?悪いの?
ベランダで灰色の空を見上げる
東京の7年目
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自由詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/28

無題


何百年何千年の間
空の下で大地の上で水に囲まれて
自ら熱量を持ち思考する蛋白質

「我は君思う 故に君あり」
脳内にあるものは全て現実である
仮想世界とこの世界に何の違いがあるというのだろうかと君は無意識に思っている

蛋白質が視る世界はバラバラだ
だからこの世は少しずつ変容していく
意識せず或いは意識して都合のいいように侵蝕していく
自分が認識した対象を自分の物だと思い始める

「あなたは世界の一部であるが世界の所有物ではなく
世界はあなたの一部であるがあなたの所有物ではない」

生命もこの空も誰のものでもない
世界は幾つも重なってひとつであり
他者の世界を破壊してはいけないことを知らなくてはならない
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自由詩 | Comments(2) | Trackback(0)
2013/12/25

Merry X'mas


両の手のひらで作った小さな世界にさえ
何かが生まれそうなこの時間を
ほんのひと時 一切の哀しみから離れて
地上の隅々までもが穏やかに過ごせることを願って
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四行詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/23

夜の雲


言葉を紡ぐことは 夜に雲の形を見定めようとすることに似ている
それはあるようなないようなもので
照らされて初めて姿を現すのだから
むしろ満月を引っ張り出す作業なのかも知れない
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四行詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/22

蚤の市


ニットの小さなベアーがきゅっとそこにいた冬の青空

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一行詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/19

桜の國


火を燃やせ
火を燃やせ

酒を飲め
歌を歌え
女は踊れ
獣を食え
子どもは吊るせ
火を燃やせ

おや 遠くに逃げる人間がいるぞ
どれ 岩を投げて頭を潰してやろうか
捨て置け 捨て置け
あちらにはあちらの鬼がいようぞ
黙って働く男どももおろうぞ

火を燃やせ
火を燃やせ
天に届くほど

雨が降るまであと千年
千年の間われらはここにとどまるのだ

薪がなくなればまず子どもを
次に女を
それも尽きれば最後に男どもを投げ込もうぞ
最後にしてくれるのであれば薪を運ぶと約束したのだ
憐れな男ども
妻子が焼けるのをそのまなこで見送る方がよいと

可可可可可可

さあ 火を燃やせ
宴は続く
ここは千早振る鬼の国

桜降る飛礫の国ぞ

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自由詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/18

天の龍


満月を見上げている時は天の龍と目が合っている

って想像してみたら、顔デカッて思ったきれいな夜

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自由詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/18

一行詩


「今夜は初雪」予報の東京の朝、誰もが重装備でちょっと笑った

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一行詩 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/16

新しい靴


僕は歩く 腕を振って歩く
アスファルトの上を歩く
郵便ポストの前を歩く

僕は歩く スキップして歩く
草の中を歩く 枝の間を歩く

僕は歩く くるくる回りながら歩く
そして、うわっと水たまりをよけたら
小川をジャンプするのさ

僕はもっと歩く 虹に向かって歩く

新しい靴を履いてどこまでも僕は歩く

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タイトルリレー詩(mixi) | Comments(0) | Trackback(0)
2013/12/14

ふたご座流星群


地上の星が照らす夜空を
光の糸が横切った
無数の灯りは昔、天にあったのだと
ベテルギウスの最後の瞬きが届く頃には思い出すだろうか

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四行詩 | Comments(0) | Trackback(0)
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