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2014/01/22

森の案山子


森の奥深くに案山子が立っていた

身体の力が抜けて、私は案山子の前に座り込んだ
痛む足を揉みながら、どうしてこんな処に居るのかと問うてみた
「こんな処だから道標が必要なのさ」と返ってきた
ではここはどこなのかと問うた
「君は案山子の居る所にいる」
それはそうだが、町はどっちかね?
「それは君が考える」
はて、この案山子は道標ではなかったのか
「そうさ。ここは案山子の居る所さ」
私は黙った
案山子も黙った

そうしてしばらく休んで再び森の中を彷徨ってから
ようやく私は友人宅に辿り着いたのだった

「案山子に会ったか」
会った
「ほっとしたろう」

なるほど
 
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自由詩 | Comments(0) | Trackback(0)
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