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2014/05/13

空にあるもの


西の空に翼が片方伸びていた
水と茜の途中に
雲がきらきらと一番光る時間だった

走るバスの窓から見ていた
何度もビルに邪魔されながら
切り取られた隙間に引っ掛かっている白い朧な翼を

角を曲がると見えなくなった

今は月を見上げている
押し黙ってただそこにいる
車の走る音も明日の仕事も
どこかで誰かが死んでいくことも
全て在る様に在るだけなのだとでも言いたげに
ただ黙って昇っていく
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自由詩 | Comments(0) | Trackback(0)
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